アマデウス・リーズのヴィンテージ材は、最低でも10年間熟成させられたリード材です。自然の 生き物である葦の丸材が春夏秋冬、伸び縮みを毎年繰り返しており、だんだん、その都度の変化 が小さくなり、安定して行きます。その為、新しいリード材の様に、仕上げてからの変化が少なく、落ち着いているのが特徴です。

長年かけて乾燥している材料なので、水分を吸うまでも時間がかかります。完成リードは通常の リードよりしっかりと水に漬けてから吹いてください。濡らして放置するだけでは、水を吸い足 りない場合があります。

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また、葦は自然に生えていて、100%真っ直ぐの物は皆無に近いです。ある程度は必ず曲がって います。アマデウス・リーズは、その曲がりを矯正せずに、完成リードに仕上げており、リードに 「ズレ」がある状態で最適の振動が得られます。(リードのオーバーラップとも言われます。) このオーバーラップを矯正して、リードの上下を重ねてしまうと、音色や音程に悪影響を与える事 が予想されます。

ごく稀に、ほぼ完全に真っ直ぐな材料があります。その様な材料はオーバーラップさせません! あくまでも、自然な振動を活かせる為の制作方法です。